2023/06/24
大量に荷物を搭載した上で長距離を走るため、過去に修復したことがあるトラックよりも大きな修復歴を持たない車両の方が当然ながら人気が出ます。走行中に事故に遭遇するのはよくあることであり、修復した状態で使用しているケースも少なくないです。修復歴が買取額に影響を及ぼす理由としては、フレームの歪みが走行への支障を生む可能性があるからです。トラックの構造を見ていくと頑強なラダーフレームと運転席であるキャビン、そして荷台という3つの組み合わせで構成されています。
いかに頑丈とは言えども、事故を起こすとフレームは歪んでしまってその結果として走行に悪影響を及ぼすことがあります。重い荷物を積載して走行するというトラックの特性上、歪んだフレームを修正した場合強度の低下は免れられません。もし荷台を載せる部分に大きな損傷が加わってしまうと、最大積載量よりも少ない分量の荷物しか載せられないなど制限が生じる可能性があります。鉄製のフレームを見た目の上では修正できたとしても、確実にダメージはフレームに蓄積されているからです。
熟練の技師でもない限り、修正前と同じ強度を保たせるのは難しいでしょう。こういった理由からフレームの修正を伴うような、大きな修復歴を持ったトラックに関しては買取査定で不利になってしまいます。日頃から安全・無事故を心がけておくことで、社員・ドライバーの安全はもちろん買取に出す際にもアドバンテージがあると覚えておいてください。